カクマの厳しい環境で育つ種・苗木の種は、難民キャンプおよびナイロビにある森林研究所から調達されます。アカシア、ニームなど在来種、外来種がありますが、厳しい環境で育つ種を選んでいます。 少ない水で育つ種・木が育成するために必要な水は、難民や地域住民が生活していくためにも必要な水です。人の手をかけることなく、雨水だけで育つ種を選んでいます。 3本まとめて植樹・一本の苗木を植えるだけでは、枯れてしまう可能性が高くなります。そのため、3本の苗木をまとめて植樹します。 |
グリーンベルト・キャンプを囲む合計50ヘクタールのグリーンベルトによって、森林の再生を目指し、3万9000本の苗木を植えます。 難民や地域住民の家庭や施設・キャンプ周辺の世帯や施設に3万6000本の苗木を配布します。 難民がふるさとに帰った跡地・カクマ難民キャンプでは南部スーダン出身の難民たちが故郷のスーダンに帰りつつあります。難民たちが帰還した跡地は再生が必要です。10ヘクタールの土地を蘇らすことを目標とします。 『ゆずパーク』・難民たちが収入創出活動を行う施設の隣、2~3ヘクタールの土地が『ゆずパーク』と名づけられ、難民の憩いの場になります。 |
環境教育の実施・難民と地域住民が実際に環境保全の大切さを感じられるように、環境教育を3つの地元組織と、若者1500人、女性1000人を対象に行います。 ・また、環境教育の担い手として教師200人と学生300人を対象に環境教育についてのトレーニングを行います。 プロジェクト体制・天然資源の管理体制について定期的な会議を設定しています。 ・プロジェクトは、UNHCR、ドイツの援助団体であるGTZに加え、ケニア政府や地元団体と連携しながら運営しています。 |
苗木の生存率は、グリーンベルトで90%、家庭で60%を目指しています。 |
“日差しの強いカクマでは、木陰が大切。『ゆずパーク』には、難民たちの憩いの場所としてベンチを置きたい。”(GTZ代表) |
“植樹はひとつのゴールだけど、木が成長していくのと同じように、活動も続けていくことに意味があると思います。”(ゆず 北川悠仁) |