「CampBeat」は難民キャンプという過酷な環境に生きる、アフリカの若者の想いを、音楽(ビート)を通じて紹介し、若者の夢や希望を応援するプロジェクトです。ケニアの難民キャンプにて、2010年3月~5月にオーディションを開催、150組を上回る参加者の中から3組のファイナリストが選ばれました。日本では、「世界難民の日」企画として6月の1ヶ月間、国連UNHCR協会と若者を中心に、全国でファイナリスト投票を実施、2352名の皆様にご参加いただきました。

選ばれたアーティストたちはトレーニングを受けた後、ケニアのナイロビでレコーディングを行い、ミュージックビデオを作成しました。彼らはキャンプそして難民の代表として、現在の自分たちの想いを音楽という形で届けるべく、PC・携帯向けに配信していきます。今後は、「CampBeat~Muzik for schools~」プロジェクトを通じて集まったご寄付で、難民キャンプに学校がつくられ、それに伴う教科書・机・椅子などの備品の購入にも充てられます。

国連UNHCR協会のサイトで、今回選出された難民アーティストたちの音楽を聞く事見る事ができます。難民の若者たちの夢を支えるプロジェクトへの応援をよろしくお願いいたします。

国連UNHCR協会

オーディション結果
ケニア・ダダーブ難民キャンプで、150組を上回るオーディション参加者のうち、3組がセミファイナリストに選ばれ、投票の結果下記の通りになりました。総得票数2,352票!
優勝 ゴールデン・ブルー・ガールズ 1,113票 2位 バットマン・ソルジャーズ 947票 3位 アハメド 292票
学校建設について
ケニアのダダーブ難民キャンプでは、全人口のうち5~17歳の子どもの割合は約半分、18~30歳の若者まで含めると、8割を占めます。ふるさとの将来を担う若い世代の教育は、難民たちの願いです。「CampBeat」プロジェクトを通じて集まったご寄付で、難民キャンプに学校がつくられます。ダダーブ難民キャンプでは、小学校に通っている子どもの割合は就学年齢の子どもに対して半分以下。日本の中学校にあたる高等学校になるとわずか1割強にすぎません。進学率が低い理由を見てみると、学校の数が圧倒的に足りないことに加え、家事・水汲みの手伝いや、女の子がまだ幼いうちに結婚させる習慣などがあげられます。また、1990年代初頭に設立された学校は老朽化し、一部で修復が進んでいるものの壁や黒板は穴だらけになっています。難民の数が急激に増えたため、100人もの生徒が1つの教室に入り、数人で1冊の教科書を分けあいながら学んでいます。
みんなの募金でできること
みんなの募金でできること

ゆず・北川悠仁より 2年前ケニアの難民キャンプを訪問し、そこで出会った若者たちとの約束が海を越え、ここ日本で1つの形になりました。僕らは1つのきっかけであり、本当にたくさんの人の想いと行動によって、このCampBeatは広がっていきました。参加してくれたすべてのパフォーマーや関わってくれたスタッフ、ボランティアの皆さん、そして投票してくれた皆さんに心から“ありがとう”を伝えたいです。一過性のものではなく、これからも活動を続けていこうと思います。

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これまでのCampBeatについて